中学校PTAに入らない?メリットデメリットと加入割合や断り方紹介!

中学校PTAに入らない?メリットデメリットと加入割合や断り方紹介! 暮らし

長く寒い冬が明け暖かみを感じてくると、卒業や入学のシーズンを迎えますね。

自分にとっても新たなスタートですが、お子さんの新たなスタートというものは何とも言えない感慨深いもので、全力で応援してやりたい気持ちはどこのパパ、ママさんもおなじですよね。

今回はそんなシーズンに話題になるPTAの問題について。

結局誰もが気になるところだと思います。

とくに中学生ぐらいになると、小学校とは違い本人たちも大人になっていくためあまり前へ出てサポートするよりは見守ってやる方にシフトチェンジしませんか?

私自身3児の親であり、かれこれ10数年に渡り、こども園や小中学校のPTA役員や会長・副会長も長年務めさせてもらいました。

そんな私が考えるPTAと、そこに入らない選択をした場合のメリットデメリット、 加入・未加入の割合や正しい断り方などをこれから学校生活を迎えるみなさんにお伝え出来たらと思います。

今回は特に中学校PTAに入らないメリットデメリットを基本に、加入者などの割合や断り方をわかりやすくまとめていますので是非読んで行ってください。

 

中学校PTAに入らないメリットデメリット

中学校PTAに入らない?メリットデメリットと加入割合や断り方紹介!

中学校に限らずPTAに関わるメリットとしては、大多数と同じように学校運営との関係が築けるということですし、逆にいえばデメリットにそのままなりますが、学校運営への関りが大多数より薄くなるという事ですね。

今回は『入らない』を前提としますのでメリットとデメリットは下図のようになります。

PTAに入らないメリット PTAに入らないデメリット
会費がいらない 学校運営に少し鈍くなる
余計な役を受けなくて良い PTA費のものに関与できない

※これはあくまで、PTAの役員をやった私の意見ですし、もちろん役員をやっていないじきもありますので比較して考え出しています。

PTAは入っているだけなら年に数回の行事と会費の負担が大半の学校だと思います。

当然ですが、役員→副会長→会長となるにしたがいやらなければならないことは増えていきます。

また、超マンモス学校や超少人数学校の場合は除きます。

 

PTAはなにをする?

そもそもPTAとは何なのかしっかり把握できていますか?

私自身恥ずかしながら、学校と親との共同体ぐらいにしか考えていませんでした。

Parent Teacher Association(ペアレントティーチャーアソシエーション)」の略

これがPTAの正式名称です。

  • Parent(ペアレント)=親
  • Teacher(ティーチャー)=教師
  • Association(アソシエーション)=団体

わたしのイメージ自体間違っては無いのですし、みなさんもこのくらいにしか考えてないのではないですか?(しっかりと考えられている方はすみません。)

この組織は現在の学校教育スタイルが始まった戦後のGHQが取り入れた制度であるとされています。

当時、また政治的な意味での役割は話がそれますので置いておいて、PTAとは親と先生たちが協力して子供の成長をサポートしていきましょうという趣旨の任意団体です。

この『子供のため』が良くも悪くも捉え方な部分、解釈の違いでややこしいと思っています。

で、何をするかというとこれは学校の数だけ違いがあるようなものですがおおむねまとめると

 

  • 運動会や文化祭などの行事の手伝い
  • 地域活動などへの参加計画
  • 見守り活動
  • 各部(保健部や衛星部)などの活動
  • PTA新聞など広報活動
  • 卒業記念品などPTA会費の運用
  • イレギュラーな事態の対応

 

このあたりが一般的なPTAの活動ではないでしょうか?

学校行事へのサポートはやはりこども園(幼稚園、保育園)や小学校の方が多いですが、単純に子供自身に手がかかる年代の方が先生たちもそっちに手が取られる(本業)ためです。

 

PTA未加入の子供はどうなる?

PTAに非加入だからといって普段の学校生活で子供に何か違いがあるかと言えば、なにもありません。

ただ、小学生など子供が小さいときはレクリエーション活動やバザー、見守り活動の時に「うちの親はいつも居ないな」と感じる子はいるかもしれません。

中学生くらいになると子供のほうから避けていかれますし、うちは加入していないから行かないよと言えば理解できますので。

 

PTA非加入だと内申点に差が出る?

これもよく聞く話ですが、こういったデマで不安をあおる人もいますね。

実際のところ私は教員ではないので、進路先の評価基準に『PTA加入・未加入』の項目があるかどうか真実はわかりません。

という冗談は置いておき、一般的に考えてPTAの組織自体は任意の団体かつ子供自身の評価や進路に関わるようなものではありませんので、あってはならないことです。

子供を主体に教員団と保護者が活動する団体です。

私の時もありましたが、だいたいこのような不安を煽るような残念な方は、数年に1回程度出席すればよい程度の役をやって、さも大仕事をしたかのようにベテラン顔をされる方です。

PTAでのややこしい問題の9割は親同士で、子供も学校もあまり関係はないことがおおいです。

とはいっても、加入と非加入両極端で今のところ大多数が加入しているので、未加入のご家庭は印象には残りやすいのも事実です。

事実としてしっかり理解しておいてください。

 

PTA未加入だと卒業記念品に差が出る?

卒業シーズンになるとよく言われるのが『卒業記念品がもらえない』ということです。

PTA会費で賄っているものなので非加入者は対象外になるところもあります。

あくまでわたしが会長をやっているときは、卒業記念品など他の子と明らかに差がわかってします際は事前に非加入のご家庭さん向けに「必要でしたら用意しますので○○円(当該商品代のみ)集金しますよ」という感じで促していました。

学校によって違いがあるようです。

 

PTA未加入家庭は卒業記念品なし「欲しいなら会費(料金)払って」は是か非か

先日もYahoo!ニュースで大変話題になっていましたのでコメントなどをまとめてみました。

集約するとほぼ大半が会費(記念品代)を払うのは当然だろうという声でした。

こうした中で、PTAとは学校の全児童を対象とするもので、児童自体は会員でもないので記念品などは全児童対象にするのがスジでしょうとする意見もありますし、専門家と名乗る方々もこういっています。

これに対し、記念品がPTA活動の一環だから全児童対象とするなら全家庭集金がスジだという声も多くどちらも的を得ていると感じました。

他にも是か非かというのではなく、そもそもそういったものをPTA会費で賄っていること自体を見直すべき、PTA自体見直すべきというところまで発展しています。

あなたはどう思いますか?

現在の考え方として『子供のため』ではなく『うちの子供のため』というスタイルが主流ですので、良い悪いではなく、まずこれを理解しなければならないと感じています。

 

中学校PTAの加入割合

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中学校のPTA加入割合は信頼できる期間の数字がみあたりませんでした。

小学校を例に挙げると、東京都のPTA協議会が2022年の9月に実施した東京都内公立小学校159校を対象にまとめた試算によると、「加入率100%」は32%、「加入率90%越え」が91.2%という結果になっています。

大変高い加入率だという事はわかりますが、全国的に見ればそうでもありません。

むしろどんどん減ってきています。

というのも、昨今ではSNSの流通もあり一昔前までは加入が当然、むしろ加入非加入の選択すらなかったPTAですが、現在はPTA加入は任意だという事がかなり浸透していきました。

PTA自体を解散する学校も毎年出てきています。

こう考えると未加入者の割合は今後ますます増えていく傾向にあります。

そんな中で、『本役員は会長と校長だけ』という規模で力強く運営されている千葉県の団体もあります。

この会長さんは素晴らしい考えの会長で、PTAを原点に戻す、価値観の押し付けは辞めるべきだ、として双方負担のない形で本来の意味で『子供たちのために』尽くしている人もいます。

PTAなどと横文字は使わず、「子供を見守る親父の会みたいな感じでやっていければ」と話す会長に感銘を受けました。

 

PTA非加入の選択が注目されているわけ

上記でも少し触れましたが、今注目を集めているわけは、やはりネットの普及でしょう。

これまで当たり前とされてきたPTA加入ですが、任意団体であり加入は強制ではないという事への認知が拡がってきた。

これと同時に、PTAに加入して大変な目に遭ったことや、精神的に参ってしまったことがクローズアップされ悪いイメージが拡がっていったこと。

そして生活スタイルの変化が大きいでしょう。

シングル世帯の増加、共働き世帯の増加など私たちの生活の様相は随分と様変わりしてきています。

こうした時代の変化とニーズについていけなくなっているとわたしは感じます。

PTAだけに限らず、ルールに沿ってしかできないものはかなりフットワークも重く、昨今の目まぐるしい変化に対応しきれていないのでしょう。

 

中学校PTAの断り方

中学校PTAに入らない?メリットデメリットと加入割合や断り方紹介!

PTAの断り方としていますが、基本的には率先して参加してもらって我が子が通う学校の子供たちのために尽力してほしいのが本音ですが、家庭の数だけ事情がありますのでどうしてもPTA加入が難しい方へ説明していきましょう。

PTA加入を断る場合、あなたがどの位置にいるかで変わってきますのでご自身の環境に合わせてご覧ください。

新入学などでまだPTAに加入していない場合=PTA非加入届
現在在学中ですでにPTAに加入している場合=PTA退会届

ポイントとしては、PTA会長さんによっては加入が義務だと思っていらっしゃる会長もおられますし、任意だとしても子供が通っている以上は加入して協力するのが当然というスタイルの会長さんもおられます。

この点、学校の校長や教頭ならこのあたりの考えには敏感ですので、やりとりは教頭先生宛で書面でのやり取りをお勧めします。

中学生ならば書面をお子さんを通して渡すこともできますし、小学生低学年のお子さんなら直接学校へ届けるか郵送するのが良いでしょう。

まだまだ未加入派少数派ですし学校側も「加入されませんか?」と一言くらいはあると思いますのでそこのあたりは知っておいてください。

妙に『学校』というものに過剰に反応する方がいてすごい反応をされる方がいますが、先生方も上に書いているようなPTAの恩恵というかメリットを受けられない可能性があるため確認を取られていますので。

 

中学校PTA入らないのまとめ

中学校PTAに入らない?メリットデメリットと加入割合や断り方紹介!

今回は中学校でPTAに入らないメリットデメリットを中心に加入割合や断り方にせまってみました。

中学校PTAとしていますが、こども園(幼稚園や保育園)小学校でも同じ内容です。

加入の割合も年々減少傾向にありますし、断り方もたくさん公開されるようになってきました。

ご家庭によっては本当に協力できない方々もいるのは確かです、私はPTAの役員にもしてもらって運営に参加でき、我が子を含め生徒の様子もしっかり見ることができましたし、行事の予定も自分で調整するため事前にわかったり、なぜその行事がはじまったかなどわかったりして有意義な活動期間だったことも確かです。

自分の時間は拘束されることになりましたが、やって良かったと思っています。

みなさんも無理のない範囲で協力できるところは協力し、難しい方は無理せず加入しないことが大切だと感じています。

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