『薬屋のひとりごと』の魅力のひとつは、猫猫と壬氏の関係性の微妙な変化。
二人がいつ両思いになるのか、その瞬間を心待ちにしている読者も多いはずです。
本記事では原作小説で両思いが描かれるのは何巻の何話なのか、具体的な話数を明示して解説しています。
薬屋のひとりごとをこれから読む方も、すでに読んだ方も、猫猫と壬氏がどうなるのかという展開が気になるのではないでしょうか。
両思いはいつ成立するのか、猫猫の心がどう揺れ動くのか、そして壬氏の決断とは?
何巻・何話を追えばいいのかがわかると読み返しもぐっと楽しくなります。
この記事で物語の核心に迫ってみましょう。
薬屋のひとりごと両想いは何話何巻でわかるか
『薬屋のひとりごと』に登場する猫猫(まおまお)と壬氏(じんし)の恋の行方は、多くのファンにとって最大の注目ポイントですよね。
この二人がいつどのタイミングで両思いになるのかは原作小説を読んでいても非常に気になる部分。
物語序盤から壬氏の恋心はわかりやすく描かれていますが猫猫の感情は鈍感な彼女らしく、なかなか表に出ません。
本章では「両思いは何巻・何話なのか?」という疑問に、原作小説の情報をもとに正確にお答えします。
また、その前後で何があったのかなぜその瞬間が「両思い成立」とされるのか、伏線や演出も含めてしっかり掘り下げていきますよ。
猫猫と壬氏が両思いになるきっかけ
猫猫と壬氏の関係が一歩進むきっかけは「西都編」の終わりにあります。
西都という地方都市での一連の事件を経て、二人は同じ船で都へ帰還します。
この旅路が二人の距離を一気に近づけたポイントではないでしょうか。
特に、猫猫が壬氏の傷跡を見て「男らしくなった」と言った場面は壬氏にとって心を射抜かれる一言となったはずです。
それ以降、彼の態度はさらに積極的になり猫猫も意識せざるを得なくなっていきます。
ここでの大事なポイントは、壬氏の気持ちだけでなく猫猫が初めて「自分がどう感じているか」に向き合い始めたこと。
猫猫の中で感情が芽生えた瞬間が物語の大きな転換点なんですよね。
このきっかけがあったからこそ次に紹介する両想いの瞬間へとつながっていきます。
この場面を読んで「あ、これが恋の始まりだ」って直感的に感じる人は多いのではないでしょうか。
お互いの心が少しずつ近づく描写にじんわりと温かい気持ちになったのを覚えてます。
原作小説で両思いが描かれる巻と話数
猫猫と壬氏が両思いになったと明確に描写されるのは原作小説の第12巻 第28話です。
この場面では、猫猫のほうから壬氏にキスをするという非常にインパクトのある展開が用意されています。
ここまで鈍感だった猫猫が壬氏に対して明確に好意を示す行動を取るのは、物語全体を通じて初めてのこと。
だからこそこの瞬間が「両思い成立の回」として、多くの読者に認識されているんです。
このシーンに至るまでには長い時間とたくさんのすれ違いがありました。
壬氏はずっと前から猫猫に恋をしていて繰り返しアプローチしてきましたが、猫猫の方はなかなか感情に気づけず。
でも12巻28話での猫猫のキスは彼女がようやく壬氏への気持ちを「自覚した」証拠でもあるんです。
この回では二人の距離が一気に近づいたことに加え「ようやくここまで来たか…!」と読者の胸を熱くする展開が連続します。
特に、それまで恋愛に興味がないそぶりを見せていた猫猫の行動があまりにも衝撃的だったので感情移入せずにはいられませんでした。
恋愛ものとしての醍醐味がギュッと詰まった瞬間、まさに『薬屋のひとりごと』屈指の名場面のひとつではないでしょうか。
壬氏が猫猫に恋をした瞬間
壬氏が猫猫に恋をした明確なタイミングは「園遊会」での出来事がきっかけだと考えられます。
この場面で猫猫は壬氏の顔にできた傷を見て「男らしくなった」とさらっと言うのですが、その一言が壬氏の心を撃ち抜きます。
これまで“美女好きのチャラ男”として描かれていた壬氏ですが、その時ばかりは完全に猫猫に心を奪われたのが伝わってきます。
壬氏にとって猫猫は最初はただの面白い女官という位置づけでした。
しかし、知識の豊富さや洞察力そしてぶっきらぼうながらも優しさを持つ姿に触れていくうちに、彼女のことを深く知りたくなった。
そしてあの言葉を聞いた瞬間、自分が「ただの好奇心以上の感情」を抱いていると自覚するんです。
この場面以降、壬氏の態度は急に変わり始めます。
どこか余裕のある宦官風の振る舞いから一転し、嫉妬を見せたり猫猫を特別扱いしたりと分かりやすい男の顔を見せるようになるんですよ。
まるで今まで仮面をかぶっていた人が素顔を見せたような、そんなギャップにドキッとしますよね。
壬氏の恋の始まりは、まさに“尊敬”が“愛情”に変わった瞬間だったのかもしれません。
猫猫が壬氏を意識し始めた場面
猫猫は恋愛に対して非常に鈍感な性格ですが、彼女が壬氏をただの変わり者として見なくなったのは、西都編の終盤あたりからです。
西都での一連の出来事の中で、壬氏が猫猫のことを本気で大切に思っているとわかる描写が多く登場します。
特に怪我をした猫猫のために壬氏が必死になるシーンや、彼女のことを陰から支え続ける姿には猫猫も少しずつ心を動かされていきます。
それまでの猫猫は「人の好意に鈍感であることが当たり前」でした。
しかし壬氏の真剣さが彼女の鉄壁の無関心を少しずつ壊していったんですね。
印象的なのは、猫猫自身が「壬氏のことを気にしてしまう」自分に戸惑っているシーン。
このとき彼女はまだそれを恋と認めていませんが、読者から見ると明らかに恋愛感情の芽生えとわかります。
壬氏を目で追ってしまったり、彼の些細な行動にドキッとしたりする描写に読んでいるこちらまでこそばゆくなってしまいます。
猫猫の気づかない恋心がじわじわと育っていく過程には静かながらも熱が込められていて素晴らしいです。
両想いの決定打となる出来事
猫猫と壬氏の両想いが明らかになる決定的な出来事は猫猫から壬氏への“キス”です。
これは原作小説第12巻のクライマックスで描かれるまさに恋愛ドラマの核心部分。
それまで壬氏がどれだけ想いを伝えても猫猫は曖昧な反応を返していたのにこのときははっきりとした行動で答えたのです。
このキスには猫猫の中で感情の整理がついた証としての意味が込められています。
「私はあなたが好き」と言葉にしなくてもそれ以上に気持ちが伝わる瞬間。
壬氏もこの瞬間、猫猫が本当に自分を受け入れてくれたと感じたのでしょう。
読者としても、ようやく報われたという気持ちで胸がいっぱいになります。
この出来事をきっかけに物語はより一層ふたりの関係を深く掘り下げていきます。
それまでの駆け引きやすれ違いがこの一瞬で一気に清算されたような、まさに「両思い成立」の瞬間ではないでしょうか。
両思いが成立するまでの恋の伏線
猫猫と壬氏の恋が成立するまでには数えきれないほどの伏線が張られていました。
例えば壬氏が猫猫を守るためにわざと冷たくしたり、猫猫が壬氏を無視しながらも気にかけていたりと互いの行動にはすべて意味があったんです。
また簪を贈る、宴に招く、猫猫の親に会う、など壬氏の行動のすべてが“本気の恋愛”であることを示しています。
一方で猫猫も無意識に壬氏の体調を気にしたり、他の女性といると嫉妬してしまったりと感情を隠しきれていませんでした。
これらの細やかな描写が後の“両思い”という大きな実を結ぶ種だったんですね。
作者の丁寧な心理描写があるからこそ恋愛としてのリアリティが増し、読み手の心に強く残るんです。
最初は「この二人、本当にくっつくの?」と半信半疑でしたが、読み進めるうちに「これはもう時間の問題だな」と確信するようになりました。
アニメや漫画版での進展はどうなっている?
2025年現在、アニメ版・漫画版では、まだ二人が両思いになる描写までは描かれていません。
物語は進行中でアニメはちょうど「西都編」が終わったあたり。
つまり壬氏の恋心があらわになってきた段階で、猫猫側の心の変化はまだこれからなんです。
漫画版でも壬氏の好意はかなりはっきり描かれているものの、猫猫の気持ちは未だ読者にも分かりづらい状態。
ですので「両思いになる」というクライマックスは現時点では原作小説だけが描いている内容ということになります。
そのためアニメや漫画で猫猫と壬氏の関係がどうなるのか気になっている方は、原作小説第12巻を読むのが最も早くて確実な方法。
アニメ派・漫画派の人にはちょっともどかしいかもしれませんが、そこがまた楽しみのひとつでもありますよね。
アニメでハマって小説に飛びつくという人も多いと思います。
ネタバレ覚悟でも先を知りたい人には超おすすめです!
薬屋のひとりごと両想いで恋愛成就するのか
両想いが成立したとはいえ『薬屋のひとりごと』における猫猫と壬氏の恋はまだまだ道半ば。
素直じゃない猫猫と恋愛には不器用ながらも情熱的な壬氏――
そんな二人の関係はいよいよ本格的に動き出します。
この章では両想いのあとに二人がどうなるのか、プロポーズの展開や猫猫の心の揺れ、壬氏の覚悟など、恋の続きを深掘りしていきます。
最新刊の情報をもとに「このまま結ばれるの?」「すれ違いは起こる?」といった疑問にもお答えしていきますので続きをお楽しみください!
プロポーズからの返答とその後
壬氏はすでに、猫猫に対して明確なプロポーズをしています。
そのタイミングは原作小説第5巻。
パーティーの帰り道、突然壬氏から「妻にならないか」という申し出が猫猫に向けて飛び出します。
しかし猫猫の返答はというと…
まさかの婉曲なお断り。
猫猫はこの時点で壬氏を完全に意識していないわけではありませんが、結婚という現実的な言葉に対しては慎重な姿勢を崩しませんでした。
また猫猫自身が“自由でいたい”という価値観を持っているため「誰かのものになる」ことに戸惑いがあったのも事実。
そのためはっきりと断ることはせず、曖昧な答えに終始してしまうんです。
とはいえ壬氏の方はまったくめげません。
その後も変わらず猫猫への想いを貫き続けゆっくりでもいいから受け入れてほしいというスタンスを貫いていきます。
一途な姿勢に読者としても「これが本当の愛なんだな」としみじみ感じさせられますよ。
猫猫の心の変化と葛藤
猫猫は自分の感情に疎く、恋愛というものにほとんど興味を示しませんでした。
しかし壬氏との関わりを重ねるうちに、心の奥底に少しずつ変化が現れ始めます。
特にプロポーズ以降のやりとりの中で、彼女の中には「壬氏を失いたくない」という気持ちが芽生えていきます。
彼の何気ない優しさや、命をかけて守ってくれた行動が徐々に彼女の心に染み込んでいくんですね。
とはいえ猫猫はその想いをすぐに言葉にするような性格ではありません。
心の中では確かに惹かれているのに、それを「恋」と認めるまでに時間がかかるのが彼女らしさでもあります。
また猫猫には医術という“自分の道”があります。
壬氏との関係が進むことがその道を奪うことになるのでは…
という迷いも抱えています。
恋愛と人生のバランスをどう取るのか――
そこに彼女の葛藤があり、読者の共感を呼ぶんです。
夜伽未遂やキスなど関係の進展
原作13巻では、猫猫と壬氏の関係が一気に進展する“夜伽未遂”の場面が描かれます。
これは、猫猫が壬氏のもとを訪れ二人きりで夜を過ごそうとする展開なのですが…
結果的に未遂に終わります。
この場面は非常にセンシティブながらも二人の関係性が一線を越えようとするリアルな描写が注目されました。
またそれ以前にも「キスシーン」など明確なスキンシップが描かれるようになっており、これまでのじれったい恋が、ついに動き出した恋になっていることが実感できます。
猫猫の方からキスをするというアクション自体が、彼女の成長と変化を象徴していますよね。
感情に疎かった彼女が自分から想いを伝えるなんて…
これはもう激アツ展開です。
読んでいて「ああ、ここまで来たんだなあ」と感動すら覚えるしーんではないでしょうか。
長い道のりだっただけに、ひとつひとつの進展に深みがあるんですよ。
壬氏が猫猫を「妻にする」と宣言する場面
壬氏の本気度を見せつけたのが原作15巻の「猫猫を妻にする」と堂々と宣言する場面です。
これはすでに両思いになっている状態で、彼の中でもう迷わないという決意が固まったことを意味しています。
しかもこの宣言、周囲の貴族たちが見ている前での発言。
つまり、政治的な立場も関係ないと断言したんです。
壬氏は皇帝の弟という高貴な身分でありながら猫猫という平民の娘に本気で恋をしている。
そんな立場の壁を越えるためには相当な覚悟が必要です。
その覚悟を行動で見せたこのシーンは、まさに胸アツ。
読んでいるこっちが恥ずかしくなるくらいまっすぐで力強い言葉なんですよ。
「そこまで言ってくれるなら、もう幸せになってくれ…!」って、つい願ってしまう場面だと思います。
二人の恋に立ちはだかる障害や試練
しかし物語は甘いだけではありません。
両思いになったとしても猫猫と壬氏にはいくつもの“障害”が立ちはだかります。
まず一つはやはり身分の違い。
壬氏は皇族、猫猫は薬師。
表向きの世界では決して交わらない立場です。
また、政治的な陰謀や宮中の権力争いも無視できません。
壬氏が誰と結ばれるかは周囲の人々にとっても一大事。
猫猫との関係が知られれば敵対勢力からの攻撃対象になる可能性だってあります。
さらに猫猫自身も自分の立場に葛藤を抱いており「自分が壬氏の足かせになるのではないか」と悩む場面も描かれています。
恋だけで解決できない現実の問題が二人を試すように重くのしかかってくるんです。
この壁をどう乗り越えるのか――
それが今後の物語の最大の見どころでもあります。
最新刊までの関係性の変化
最新刊(第15巻)では、猫猫と壬氏の関係はより深く、より落ち着いたものへと変化しています。
最初の頃のような緊張感や気まずさは消え、お互いの存在を特別なものとして認め合っている様子が随所に見られます。
とはいえ恋人らしいベタベタした関係ではなく、あくまで“猫猫らしい距離感”での繋がりが続いています。
猫猫は猫猫なりに壬氏の気持ちを受け止め、自分のペースで歩み寄っていく。
壬氏もそれを理解して焦らず待つ。
そんな大人な関係が今のふたりの最大の魅力です。
まだ結婚などの確定的な話には至っていませんが、いずれそうなるだろうと感じさせる温かな空気が流れているんですよ。
猫猫と壬氏は結ばれるのか?
結論から言えば猫猫と壬氏が最終的に結ばれる可能性は高いと予想されます。
これは原作の描写や作者の伏線の張り方から見ても、ほぼ間違いない流れです。
ただし、まだ「婚姻」という形までは描かれていないため公式な情報としては明言されていません。
今後の展開としては、宮中の動きや壬氏の立場の変化が大きなカギを握るでしょう。
どのように身分の壁を乗り越えて猫猫を迎えるのか――
それが物語のクライマックスになりそうです。
とはいえ、ふたりの間にはすでに深い絆があります。
恋人としてだけでなく同志のような信頼関係も感じられる関係性。
だからこそ、最終的にふたりが結ばれたときには最大級の感動が待っているはずです。
物語の結末がどうなるか…
今後も目が離せませんね!
薬屋のひとりごと猫猫と壬氏の両想いのまとめ
薬屋のひとりごとにおいて猫猫と壬氏の恋愛は物語の中でもとくに人気の高い要素です。
彼らがいつ両思いになるのか原作では何巻の何話に描かれているのかを本記事で明確にお伝えしました。
その瞬間は猫猫の行動によって訪れ壬氏との関係が一歩深まります。
薬屋のひとりごとを読み進めるうえで二人がどうなるのかを知ることは大きな楽しみのひとつ。
何話でそれが明かされるのか、また両思いがどのように描かれるのかは、作品の理解にも繋がります。
これからの展開でも猫猫と壬氏の心の行方に注目です。
まだ見ぬ未来に想いを馳せながら、続きをじっくりと楽しんでくださいね。
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